ANAスーパーフライヤーズカード(以下ANASFC)を発行できる資格を得るために、2016年にANASFC修行をして50,000プレミアムポイント(以下PP)の獲得を目指しています。

沖縄や石垣のような観光路線は夏休み等の長期休暇を除けば平日は空いています。当然、高額なプレミアムクラスは割引になり、その割引航空券の競争率も低くなります。平日に修行をできるなら楽勝ですが、カレンダー通りにしか休めない場合は、難しくなります。修行のフライトスケジュールを組む上でのポイントはPP単価(1PPを獲得するのに必要な費用)をいかに安くできるかという一つにしぼられます。

カレンダー通りにしか休めない人が時間、費用共に節約してANASFC修行をする場合は拠点空港をどこにするかが重要です。沖縄(那覇)と札幌(新千歳)がベースの場合、休日初日の午前中にに東京(成田)、大阪(関西)方面への搭乗で休日最終日に沖縄(那覇)、札幌(新千歳)へ戻れば良いため通常の観光客と動きが逆になるため有利です。ところが関東関西から北海道沖縄へ行くとなると修行僧以外の通常の観光客と同じ動きになっていまいます。飛行機の需要が高いので当然に運賃は割高になります。首都圏は羽田と成田、関西圏は伊丹と関西という2つの空港があります。国内線の需要が高い羽田と伊丹の発着路線はプレミアム旅割28の割引率が低くANASFC修行には向いていません。

ANASFC修行をするには関西空港が最適です。関西⇔札幌(新千歳)、関西⇔沖縄(那覇)・石垣のどちらも選択できる上に両方ともプレミアム旅割28の割引率が高く、座席入手の競争率は羽田・成田発着便よりも高くないからです。地方空港が拠点になる場合、関西空港をメイン(地元空港からいったん関空にフライトをして修行開始)にすると修行スケジュールが立てやすいです。石垣は距離が離れている+プレミアム旅割28の割引率が高く人気ですが、搭乗日2か月前の9:30に完売してしまう羽田⇔石垣と比べて関西⇔石垣はチケットが入手しやすいです。

首都圏が拠点の場合、羽田⇔関西はPP単価が低いため関西をメインにはしずらいです。関東のANASFC修行僧は関西よりも苦労します。成田は関西と同じように国際線メインでLCCも飛んでいてプレミアム旅割28の割引率が高いのですがメインにはできません。なぜなら、成田は騒音規制で深夜早朝便がありません。成田発着の国内線は午前の出発便は10時台、到着は9時前後、午後夕方の出発便は17時~18時台、到着は16時前後と同じような時間帯に集中しています。限られた休みでどれだけ飛行機に搭乗できるかが重要なANA修行僧にとって出だしは遅く、乗り継ぎの時間が空いてしまう成田は距離が稼げないのです。
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成田空港は、その不便さゆえにプレミアム旅割28は割安に設定されています。羽田発着だと割引率の少ない、札幌(新千歳)、福岡、沖縄(那覇)もかなりお得です。修行僧の利用が少ないせいかもしれません。まとめてPPを獲得するには不向きな成田空港ですが、1日1往復の修行の場合、羽田出発で成田着または成田出発で羽田着で往復の平均PP単価を下げることが可能だからです。

■運賃関係のリンク(ANA公式サイト)
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション←路線別PP計算(低いPP単価航空券を探すにはこれしかありません)
ANA国内線利用運賃一覧表←PPシミュレーションでも使う運賃区分
ANAプレスリリース・運賃←プレミアム旅割28の最新情報
ANA払戻手数料・取消手数料
ANA路線別時刻表


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